執筆者:Gabriel Sans

 試合へのアプローチが完璧だったローマに対して、バルサは完全に間違った入り方をしている。開始1分の時点で、すでに数名の選手に疲労の影響が見えていた。先発した11人は第1戦と同じメンバーだったが、そのうち6人が週末のレガネス戦に出場している。彼らはリーガの70時間後にこのローマ戦に臨んでおり、疲労が影響したのは間違いない。

 今夏はワールドカップが開催されるため、2017-18シーズンは例年に増してタイトなスケジュールで組まれている。2018年に入ってバルサはリーガ14試合、コパ・デル・レイ6試合、チャンピオンズリーグ4試合の合計24試合を戦ったが、エルネスト・バルベルデはターンオーバーを採用せず、ほぼ同じメンバーを起用し続けた。

 ゴールキーパーを除いて、15試合以上に先発出場している選手は9人。ジェラール・ピケ(21試合)、ルイス・スアレス(21試合)、イヴァン・ラキティッチ(20試合)、リオネル・メッシ(20試合)、セルジ・ロベルト(19試合)、ジョルディ・アルバ(18試合)、アンドレス・イニエスタ(16試合)、サミュエル・ユムティティ(15試合)だ。

 デニス・スアレス(2試合)、パコ・アルカセル(3試合)、アレイクス・ビダル(5試合)、アンドレ・ゴメス(6試合)、トーマス・ヴェルメーレン(6試合)とは大きな差があるのが分かる。ヴェルメーレンはユムティティが負傷から戻るとすぐに出番を失った。バルベルデはウスマン・デンベレ(7試合)を計算に入れているが、ローマ戦では先発していない。

 バルベルデは最終ラインの顔ぶれも固定する傾向にある。24試合中9試合がセルジ・ロベルト、ピケ、ユムティティ、アルバの組み合わせだった。中盤のラキティッチ、ブスケツ、イニエスタのトリオは10試合に先発。メッシとルイス・スアレスの2トップは18試合で、これもディフェンスと同じように固定されている。

 バルベルデは限界を超えた選手たちも信じ続ける。それが顕著なのがピケで、いくつかの試合では明らかにパフォーマンスが低下していた。またブスケツとラキティッチを同時に起用すると、お互いのポジションを圧迫する場面がたびたびあるにもかかわらず、バルベルデはこの2人を一緒に使うことが多い。

MundoDeportivo編集部

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