執筆者:Ferran Martinez
実際、マドリードの育成部門ディレクターでスカウトのダビド・フェルナンデスは、シウタット・エスポルティーバで行われる試合を何度も観戦している。ラ・ファブリカ(レアル・マドリードの下部組織)では、数名の選手がターゲットに挙げられているという。U-17スペイン代表のセルヒオ・ゴメスやファン・ミランダや、U-19代表のオリオル・ブスケツなどだ。
レアル・マドリードは彼らの代理人には接触せず、その家族に直接話を行う。今のクラブでの待遇に満足しているか、契約内容は十分か、選手の両親からあらゆる情報を聞き出すのだ。代理人を介さなければ、バルサに知られずに動けるという算段だろうが、バルサはこの行動を把握しており、マドリードに対して不快感をあらわにしている。

マシア
ラ・マシアから"宝石"を盗もうとするレアル・マドリード
FCバルセロナとレアル・マドリードの間に、お互いの所属選手を獲得しないという書面上の合意は存在しない。マドリードが思うような結果を残せない今シーズン、メレンゲのカンテラ担当者は特にラ・マシア(バルサの下部組織)にフォーカスしているようだ。