執筆者:Xavier Bosch
この試合ではバルサへのブーイングが予想される。ターゲットは2人。カンプ・ノウでペレイラを負傷させたセルジ・ロベルトと、ルベン・ベソに"見えないファウル"を犯したルイス・スアレスだ。
ロベルトに関しては、意図しなかったアクシデントとして許される可能性もある。しかし、スアレスはそうはいかないと思う。あのプレーを主審が見ていれば、今夜メスタージャで行われる試合には出場していなかったはずだ。スアレスは累積警告あと1枚で出場停止処分になる。
第1戦のお返しとばかりに挑発してくるバレンシアの選手たちに対して、果たしてこのウルグアイ代表は冷静なままでいられるだろうか。相手ディフェンダーと競り合うとき、腕やひじを使ったプレーが少しでも暴力的と判断されれば、勝ち抜けたとしても決勝戦に別れを告げるイエローカードが提示されてしまう。スアレスはピッチ上で感情を抑えるのが得意ではないので、非常に不安だ。
昨シーズン、準々決勝アトレティコ・マドリード戦第2戦で出場停止処分になり、決勝のアラベス戦を欠場したスアレス。さすがに2年連続で欠場するわけにはいかない。

国王杯
国王杯:バレンシア戦で懸念されるのはスアレスへの警告
国王杯準決勝第2戦を戦うバルサがメスタージャに乗り込む。もしホームチームが逆転に成功した場合、最後にコパを持ち上げた2007-08シーズン以来10年ぶりの決勝進出だ。彼らにとっては、さらに情熱的な夜になるだろう。