執筆者:Roger Torello
ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が感謝の言葉を述べたあと、会場ではチームメイトたちが準備したメッセージビデオが上映されている。すべての選手からの賛辞を受け取ると、ヘフェシートは次のように話し始めた。
「これはいつも言っていたことだけど、毎日最高の選手たちとトレーニングを共にできたのは、最高の刺激であり最高のプレゼントだった。私はとても幸運だったと思う。7年半前、夢を実現させるためここにやってきて、今その夢が終わりを告げた。眠りから目覚めるときがきたんだ。ずっと前から悩んでいたけど、決定を下さなければいけない。プレーできなくなったときがバルサを離れるときなんだ。このような大きな愛情と共に去れるのは最高のことだね」
「ここに到着したとき、偉大な選手ばかりの環境に馴染めるかを心配していた。実際には何の心配もなかったよ。変化こそあったが、(カルレス)プジョル、シャビ(エルナンデス)、ビクトル(バルデス)がチームを導いていた。この流れはこれからもずっと続くだろう。トレーニングでも遠征でも、楽しい思い出がたくさんある。7年半という期間だが、もっと長かったような気もする」
シャビ・エルナンデスはそんなマスチェラーノに次のようなメッセージを送っている。「君はバルサにやってくるすべての外国人選手たちのお手本だ。みんなには君のように行動して欲しいと思う。きっと今、君は幸せに満ちているだろう。私にはそれが分かるんだ」

ハビエル・マスチェラーノ
マスチェラーノ「眠りから目覚めるときがきた」
FCバルセロナで7年半を過ごしたあと、ハビエル・マスチェラーノがクラブを離れる。エスパニョールとのダービーでファンに別れを告げる前日、講堂Auditori 1899で行われたセレモニーには会長やチームメイトのほか、エリック・アビダルやカルレス・プジョルの姿もあった。