ダービッツといえば、ミラン、ユヴェントス、インテルというイタリアのビッグクラブでのイメージが強い。そのため、チャンピオンズリーグにおけるイタリアのクラブの可能性についても質問されている。「ユヴェントスは決勝まで進む強いチームだよ。でも、もう少し運が必要かな。もちろん、バルサやマドリードのようなチームと当たると苦しいだろう。でも、諦めちゃいけないと思う」元オランダ代表はそのようにコメントした。
ユーヴェがヨーロッパでの競争力を維持している一方、ミランやインテルはチャンピオンズリーグに出場すらしていない。ダービッツは特にミランが気になるという。「ミランは選手を購入するだけじゃ駄目だ。基本的な構造が計画されなければ何の意味もない。新しい監督が結果を出すまでには時間がかかると思う」
「マンチェスター・シティに起きたことを見て欲しい。彼らはペップに時間を与えた。シティの成功の理由は、哲学と時間だ。私はミランにもシティのような明るい未来を作ってもらいたい。ミランが成功するためには構造と時間が必要なんだ」

エドガー・ダーヴィッツ
元オランダ代表のダーヴィッツ「ミランが成功するためには構造が必要だ」
2013年に現役を引退し、現在イベントでフィリピンを訪問しているエドガー・ダーヴィッツ。メディアからフットボールに関する質問を受けた際、かつての所属先のひとつを「素晴らしいチーム」と表現している。2004年にプレーしたバルサのことだ。