クリスティアーノ・ロナウドについての嘘というのは、不動産王であるプロトのサクセスストーリーを描いた映画『The Manipulator(ザ・マニピュレーター)』で、当初クリスティアーノに出演依頼があったと言われていたことだ。それはスコセッシ監督の判断で却下されたが、クリスティアーノには事前契約の2000万ユーロ(約27億円)が支払われたというのがプロトの主張だった。

 クリスティアーノは映画との関係性を否定していたが、当時プロトは次のように語っていた。「彼はオファーが却下されたから否定している。すべてが自分を中心に回っていると思ってはいけない。映画出演が消えたことに失望しているのだろうが、自分の立場はわきまえるべきだ。世界最高の選手だろうがゲイだろうが関係ない」

 また、2016年にはリオネル・メッシも巻き込まれている。契約更新のタイミングが問題視されていた時期、パリに家を購入したほか、1957年製のフェラーリ335Sを3700万ドル(約42億円)で落札したというニュースが出た。この情報を公にしたのは、物件とオークションを担当していた企業で、いずれもプロトが所有する会社である。メッシはインスタグラムにミニカーを持った写真を投稿し、このニュースが全くの嘘であることを主張していた。

 いずれの話も『El País 』のインタビューを受けたプロト本人が事実でないことを認めている。プロトの自伝本"Yo soy el impostor(私は詐欺師)"のなかに次のような内容がある。「なんであんな嘘が事実のように話されているのかが分からない。自分が賢いとは思っていないが、現代の情報システムに問題があると思う。何の検証も行われず、如何なるコントロールも存在しない。私に質問する人間は誰もいなかった」

MundoDeportivo編集部

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