執筆者:Jaier Gaston

 度重なる負傷を乗り越えてきたフェルメーレンには強靭なメンタルがある。キャリアの中で多くの苦しみを経験したこのセンターバックは、フットボールという華やかな競技における影の部分を知り尽くしていると言ってもいい。

 期限付き移籍先のローマから戻ってきたフェルメーレンは、けがに負けない体作りに努めている。出場機会に恵まれなかった時期もあったが、そのおかげでフィジカル強化に専念することができた。内向的な性格から、これまでは問題が発生してもひとりで抱えることが多かった。しかし今では、少しでも不安な兆候を感じると、すぐにフィジカルセラピストやチームドクターに相談している。選手やスタッフとのコミュニケーションは大きく改善された。

 また、食事についても気を使うようになっている。これまでは外食が多かったが、最近では意識的にシウタット・エスポルティーバで食事を採るようにしている。栄養学に基づいた食事だ。他の選手たちと比較すると少し過剰なペースらしいが、食生活の改善がフィジカルコンディションの向上につながっていることは間違いない。

 2014年のバルサ加入以来、活躍の機会に恵まれていなかったフェルメーレン。今シーズンは途中からスポットライトが当たった。フェルメーレンには妻ポリー・パーソンズと2人の息子ラフ、エースという家族がいる。良き夫であり、良き父であるトーマスは、良きセンターバックとしての道も歩み始めている。

MundoDeportivo編集部

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