執筆者:Ferran Martinez

 実際、当時スポーツディレクターだったロベルト・フェルナンデスは、このパコを第4のフォワードとして獲得している。しかし、パコはそのチャレンジを受け入れた。最初のシーズンにルイス・エンリケの構想に入ることはできなかったが、限られた出場機会の中で9ゴールという結果を出している。

 今夏ネイマールが去ったものの、パコのレギュラーが保証されたわけではなかった。バルサはブラジル人クラックの穴を埋めるため、新たにウスマン・デンベレとジェラール・デウロフェウを獲得した。パコはリーガ開幕から2試合に出場しているが、その後は優先順位を下げていく。デンベレが負傷離脱したあと、フォワードの1角を担ったのはアレイクス・ビダルを始めとする他のオプションだった。バルベルデはパコを戦力として計算するまえに、他のオプションを優先させたのだ。

 しかし、パコはプロフェッショナルに徹してトレーニングを続ける。すると2ヵ月後、リーガ第9節マラガ戦で出場機会を与えられた。この試合ではゴールこそなかったが、そのプレー内容はチングリを納得させるものだった。それからの1ヵ月半でリーガ5試合、国王杯2試合、チャンピオンズリーグ1試合の計8試合に出場。118分間に1ゴールのペースで通算5ゴールを記録、アシストも2つマークしている。

 日曜日に行われたビジャレアル戦では、ルイス・スアレスの先制点をアシストした。パコとスアレスは良い連携を見せることが多く、リーガ第12節レガネス戦でも、パコはこのウルグアイ代表フォワードの2ゴールに絡んでいる。

 このトレント出身アタッカーのゴール数は、メッシの17ゴール、スアレスの7ゴールに次ぐチーム3位だ。第4のフォワードとして入団したアルカセルはエル・テルセル(3番手)の位置を確保している。

MundoDeportivo編集部

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