執筆者:Gabriel Sans
背番号10の次のターゲットはペレになるが、チャンピオンズリーグでの通算100ゴールを達成するほうが先かもしれない。このヨーロッパ最高の舞台のひとつで、メッシはここまで97ゴールを記録している。ノックアウトラウンド1回戦を含め、今シーズンのチャンスは最大であと7試合だ。メッシは過去チェルシー戦でのゴールを決めたことがないが、今回の対戦ではどうなるだろうか。
国際フットボール歴史統計連盟(IFFHS)によると、フットボールの王様はサントスで560試合に出場541ゴールという世界最高記録保持者である。ペレ本人は、他のクラブを含めて通算1283ゴールを記録したと主張しているが、これには公式戦以外の得点も含まれているようだ。IFFHSの記録は、各国トップリーグでのゴールだけをカウントしたものである。メッシは毎シーズンコンスタントにゴールを量産しているため、ペレの記録に並び、そして追い抜く日はそう遠くないかもしれない。
メッシがビジャレアル戦で記録した数字はもうひとつ、バルサの選手としてのリーガ通算300勝目だ。これはアンドレス・イニエスタも先日成し遂げた記録である。クラブ史上最多記録はシャビ・エルナンデスの322勝。メッシが今シーズンこれを上回るためには、残りすべての試合に出場、そして勝利する必要がある。

リオネル・メッシ
メッシが次に目指す記録はペレの541ゴール
リーガ第15節ビジャレアル戦でゴールを決め、バルサでの通算得点数を525に伸ばしたリオネル・メッシ。これはヨーロッパの単一クラブにおける通算得点で、ゲルト・ミュラーがバイエルン・ミュンヘンで達成した数字に並ぶものだ。