執筆者:Xavier Munoz

 例えば、先日終わったばかりのチャンピオンズのグループステージ6試合にフォーカスしてみよう。エルネスト・バルベルデ率いるチームのボールポゼッションは1試合平均63%、出場した全クラブでトップだった。これに次ぐの60%のチームはふたつある。ひとつはペップ・グアルディオラのマンチェスター・シティで、もうひとつはエドゥアルド・ベリッソのセビージャだ。

 毎年高い数値を記録するこの数字は、バルサがこのスタイルを放棄するつもりがないという意思を表している。チャンピオンズではミッドフィールドからゴールを決めるチームも存在するが、バルサはそのミッドフィールドを支配しようとするチームだ。ボールをキープすることと最高の守備を展開すること。もはや宗教にも近いこの"約束"は、バルベルデ体制でも厳密に守られている。

 今回、グループステージを1失点で終えたバルサだが、これは別の記事にもあったように、このラウンドにおける最小失点記録だ。堅守といえばそうだが、バルサの守備はイタリアで展開されるようなゴール前を固めるものではない。圧倒的なポゼッションによって、ボールを自陣から遠ざけるのである。

 興味深いのは、その圧倒的なポゼッションがゴール数に反映されていないことだ。今大会のグループステージで最も得点を決めたのは、パリ・サンジェルマンの25ゴール。一方のバルサは9ゴールである。ちなみに出場した32チームのうち、実に14チームがこのバルサの得点数を超えている。ノックアウトランド開始までにバルベルデに残された課題のひとつだ。

 先ほど書いたボールポゼッションのトップ10を補足しておこう。1位バルサ、2位シティ、セビージャまでお知らせした。4位はレアル・マドリードの59%、5位はバイエルン・ミュンヘン、ボルシア・ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッドの57%、8位はリヴァプールの56%、9位のベンフィカが55%、10位はローマとライプツィヒの54%だ。ちなみに参加全チーム中の最下位は、マドリードと同組のアポエル・ニコシアが記録した36%である。

MundoDeportivo編集部

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