執筆者:Fernando Polo / Sergi Sole

 その後、チングリは次のように続けている。「アンドレはこれからの数年間で非常に重要な選手に成長するだろう。高いクオリティを持つ素晴らしいタレントだ。現在のチームに大きく貢献してくれているし、我々は彼のことを信頼しているよ」10月31日にアウェイで行われたオリンピアコス戦で負傷したゴメスは、この会見の3日前にメディカルチームからゴーサインをもらったばかりだった。約1ヶ月間離脱していたことになるが、スポルティング戦にはフル出場している。 

 ゴメスに対するバルベルデの姿勢は一貫したものだ。例えば、11月27日にスポーツマネージャーのペップ・セグラ、オスカル・グラウCEOが出席して、冬の移籍市場における意見交換が行われたが、そこでもバルベルデはこのポルトガル代表の去就について同じ主張を繰り返している。南米出張中だったロベルト・フェルナンデス強化部長は欠席していたが、彼はチングリのプランにゴメスがどれだけ重要かを十分理解しているひとりだ。

 このミーティングの主な議題は、フィリペ・コウチーニョ獲得資金を捻出するため、放出対象を確認することだった。その候補リストにはアンドレ・ゴメスの名前も含まれていたという。今夏、ゴメスに4,500万ユーロ(約60億円)のオファーが届いたときも、バルベルデはやはりこれを断っている。このときから指揮官の考えは変わっていない。チングリがゴメス放出を認めるのは、そのゴメスと同じレベルの選手を獲得するときだけだ。ルイス・エンリケがそうであったように、バルベルデもまたロベルトに獲得希望を細かく伝えている。

 バルベルデのゴメスへの信頼は、その起用パターンからも分かるだろう。サンティアゴ・ベルナベウで行われたスーペルコパ第1戦、リーガ第7節アトレティコ・マドリード戦、サン・マメスで行われた第10節アスレティック・ビルバオ戦など、どれも重要な試合ばかりだった。

MundoDeportivo編集部

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