またデニスは試合終了間際に左サイドからクロスを上げたが、これはジェレミー・マテューのオウンゴールを誘発した。つまり、ガリシア出身のミッドフィルダーは、この試合の全2得点に絡んだことになる。
試合後にインタビューを受けたデニスは、この試合に対して抱いていた気持ちを次のように明かした。「重要じゃない試合なんて存在しないんだ。与えられたプレー時間にアピールするという個人的な話だけなじゃない。例えば、今日みたいに寒い日でも、こんなに多くのファンがスタジアムに来てくれてる。彼らのためにも、すべての試合を素晴らしいものにしないといけないんだ」
デニスは現在のチームに確かな手ごたえを感じているという。「自分はとても高いレベルのチームでプレーしている。出場機会に恵まれていない選手たちも、チャンスを与えられたときには必ず結果を出しているよね。それがチーム全体のレベルをさらに上げているんだ。もちろん、内容に不満が残る試合もあるけれど、現在の結果を見ればチームは好調を維持していると断言してもいいと思う」
他の選手と同じように、ノックアウトラウンド初戦の対戦相手について質問されたデニス。23歳のミッドフィルダーは笑いながら答えている。「どのチームと当たりたい?そんなの簡単だよ。僕たちと対戦したくないって思ってるチームと当たることさ!」

チャンピオンズリーグ
デニス・スアレス「チャンピオンズで当たりたいチーム?そんなの簡単だ」
チャンピオンズリーグのグループステージ最終節では、デニス・スアレスもまたピッチで鍵となる存在だった。パコ・アルカセルのゴールは、デニスの蹴ったコーナーキックから生まれている。