執筆者:Miguel Rico

 先週、オフィシャルスポンサーのアウディから、今シーズン使用する車の贈呈式があった。カタルーニャ・サーキットに集まった選手、コーチ、クラブ幹部が記念撮影のために登壇したとき、問題の映像が撮影されている。ジョルディ・カルドネル副会長の頭越しに、サミュエル・ユムティティがピースサインを作ったのだ。

 フランス紙『L’Equipe』は、翌日の紙面でこのピースサインを"ウサギの耳"と面白がって報じている。だが、ユムティティの行為は笑って済ませるようなものではない。クラブ公式イベントで副会長に対して敬意を欠くことは許されない。

 このピースサインは、ソーシャルネットワークで大きな論争を呼ぶことになってしまった。ユムティティの行為だけでなく、隣で笑っているジェラール・ピケの態度を批判する意見も少なくない。この日の夜、ユムティティはカルドネル副会長に謝罪の電話をかけた。カルドネルもこれを受け入れ、事態の鎮静化を図っている。

 今回の事件での教訓は2つだ。まず、エスクード(エンブレム)を胸にイベントに参加しているときは、バルサを代表していることを自覚しなければいけない。子供じみた悪ふざけがどのような影響を及ぼすのかを理解する必要がある。そして、クラブに求められるのは、問題を即座に解決する行動力だ。

 サーキットの壇上で問題が起きたとき、一番心配していたのはカルドネル副会長だったと思う。カメラには捉えられていなかったが、カルドネルに向けられたアクションは他にもいくつかあった。今回の件については、ユムティティ個人だけの問題ではなく、チーム全体が反省しなければいけない出来事である。 

MundoDeportivo編集部

著者プロフィール MundoDeportivo編集部