このU-17スペイン代表の長期離脱は、ガルシア・ピミエンタ率いるフベニールA(17-20歳)だけでなく、ユヴェントスにとっても大きなダメージになるだろう。イタリア紙『Tuttosport 』が報じるところによると、モレイに一番関心を示していたのがこのユーヴェだ。

 カンテラで最も期待される選手のひとりである"マテ"は、今夏バイエルン・ミュンヘンへ移籍する一歩手前だった。バルサの努力で最終的には残留したが、アスルグラナでの成長が保証されることを契約に盛り込んだといわれている。バルサはこのマテウをはじめ、アベル・ルイス、セルヒオ・ゴメス、フアン・ミランダらU-17スペイン代表組に300万ユーロ(4億円)という馬鹿げた契約解除金を設定しているが、それは何の抑止力にもならないだろう。

 ユヴェントスが狙っているカンテラーノ(カンテラ所属もしくは出身選手)はモレイだけではない。契約解除金4000万ユーロ(約53億円)のセルジ・ロベルトも、ビアンコネロのジュゼッペ・マロッタCEOのお気に入りだ。ロベルト本人は移籍を望んでいないが、代理人のジョゼップ・マリア・オロビッツはマロッタからの連絡に扉を閉ざしていない。

 バルサがセルジ・ロベルトとの契約更新を急いでいるのは、契約解除金を再設定したいからだ。しかし、現時点で話し合いはほとんど進んでいない。契約交渉を担当するオスカル・グラウCEOが最後にロベルトに会ったのは、カタルーニャ年間最優秀選手賞の表彰式が行われた月曜日だが、それから交渉の席を準備したという話も入っていない。

 ユヴェントスはバルサの右サイドバックに興味を持つ傾向にあるらしい。昨シーズンはダニエウ・アウヴェス(現パリ・サンジェルマン)をフリーで獲得した。レアル・マドリードからサミ・ケディラを同じくフリーで獲得したり、マンチェスター・ユナイテッドからフリーで獲得したポール・ポグバを、4シーズン後に1億1000万ユーロ(約145億円)で復帰させるなど、ビアンコネロは移籍市場で芸術的な交渉術を披露する。

 そんな彼らが興味を持っているカンテラーノについて、バルサは早急に対応しなければいけないだろう。

MundoDeportivo編集部

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