インタビューの中で様々なテーマについて語ったディバラ。その中でも印象的だったのは、リオネル・メッシへの賞賛の言葉と、ユヴェントスの期待に反するような発言だった。

 最初にディバラは、アルゼンチン代表のチームメイトであるメッシを称賛した。「僕たちの世代にとって、メッシはディエゴ・マラドーナのような存在だ。アルゼンチン代表で一緒にプレーできることを誇りに思っている。彼は天性のリーダーだよ」

 続いてビアンコネロでの将来について聞かれたディバラは、次のようにコメントしている。その内容は、ユヴェントスをがっかりさせるものになっただろう。「僕がユーヴェでキャリアを終えるか?それは約束できない。今シーズンがトリノでの最後のシーズンになるのかという質問にも触れたくない」

 バロンドール候補者にノミネートされていることについては、受賞はまだ早いと考えているようだ。「友人たちと焚き火の前でそれぞれの夢を願ったことがある。僕の夢はバロンドールを受賞することだった。でも、現時点では僕よりもネイマールの方が受賞にふさわしいと思う。ネイマールは、メッシやクリスティアーノ・ロナウドのような選手に近づきつつある。僕もさらにパフォーマンスを向上させ、より多くのタイトルを勝ち取るために努力していかなければならない」

 最後に質問されたのは、カーディフで開催された策シーズンのチャンピオンズ決勝戦のことだった。ディバラは当時の心境を次のように振り返っている。「後半はレアル・マドリードに圧倒されてしまった。自分の無力さを実感したよ。決勝戦まで、僕たちは3失点しか許していなかったんだ。だから、あの試合だけで4失点したことが不思議でならなかったね」

MundoDeportivo編集部

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