執筆者:Inaki Aiete

 ドミトロヴィッチは最高の気分でエイバルに戻ってくるだろう。これまで年代別代表でプレーしてきたこのゴールキーパーは、今回セルビア代表が行った"ミニ・アジアツアー"で国際Aマッチデビューを果たした。セルビア代表は金曜日に中国代表、火曜日に韓国代表と試合を行ったが、ドミトロヴィッチはこの韓国戦の後半から起用されている。

 ムラデン・クルスタイッチ監督に送り出されたエイバルのゴールキーパーは、初の代表戦で初失点を喫してしまったが、期待を裏切るようなパフォーマンスではなかった。試合はセルビア代表が先制したあとに、韓国代表がペナルティキックで同点に追いつき、1-1で終了している。ドミトロヴィッチは代表でも十分やれることを証明した。

 エイバルのメンディリバル監督が心配するとすれば、ドミトロヴィッチが遠く離れた極東で試合を行ったことだろう。長期間の移動による披露を考慮すると、休養を与えなければいけない。

 もうひとりの代表乾貴士は、ボスニア・ヘルツェゴビナ出身のヴァヒド・ハリルホジッチ率いる日本代表メンバーに定着した感がある。エイバルのミッドフィルダーは、ヨーロッパで行われた国際親善試合2試合で、どちらとも途中交代で起用された。

 1試合目のブラジル代表戦は、両チームの実力差が残酷なまでに現れている。70分に乾がピッチに投入された時点で、スコアはすでに1-3になっていた。ネイマール率いるブラジル代表に2点をリードされていた日本代表。乾はチームを活性化させるようなプレーができなかった。

 続くベルギー代表戦でも、乾はベンチスタートしている。日本が1-0でリードされて迎えた78分に出場した乾は、この試合でもゴールに絡むようなプレーを見せることはなかった。

 エイバルというチームは、リーガの中ではいくつかの点で見劣りする部分があるかもしれない。しかし、2人の代表選手を抱えていることからも分かるように、クオリティの高い選手を保有するクラブだ。ベティス戦に向け、ドミトロヴィッチと乾は金曜日からチームトレーニングに合流する。

 前節レアル・ソシエダ戦で出場停止だったキャプテンのダニ・ガルシア、先月負傷したイバン・アレホも、次のベティス戦で復帰する予定だ。そのほか、離脱中のペドロ・レオンとゴンサロ・エスカランテの復帰も間近に迫っており、今後のエイバルの奮起に期待したい。

MundoDeportivo編集部

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