「幸運なことに、けがに苦しむこともなくキャリア終盤を過ごすことができた。カタールの素晴らしい環境のおかげだよ。しかし、年齢的に疲労が蓄積しやすくなり、体力の回復にも時間がかかるようになってしまった。これが私の最後のシーズンになることは間違いない。その後はコーチライセンスを取得して監督を目指すよ」
バルサでの通算767試合出場というクラブ最多記録を持つシャビは、先日600試合出場を達成したメッシについても語っている。「メッシとはプライベートでも素晴らしい関係にある。彼はとても謙虚な人間だよ。言われているような気難しい性格じゃないね。ドリブル、試合の流れをコントロールする力、パス、アシスト、ペナルティキック、フリーキック、ミドルシュート、ロングシュート、すべてを備えた完璧な選手だ。バルサの試合でもアルゼンチン代表の試合でも、メッシが10分以上姿を消すようなことはない。ボールがある場所、ボールが移動する場所には必ずメッシがいる」
シャビはトップチームでデビューした1998年から25のタイトルを獲得したバルサ時代を振り返った。「メッシ、アンドレス・イニエスタ、セルヒオ・ブスケツ、ジェラール・ピケ世代とともに、素晴らしい時間を過ごすことができた。あまりにも多くのタイトルを勝ち取ったから、チャンピオンズリーグ優勝を逃すことも許されない状況になったよ。例えば2015-16シーズンはリーガとコパ・デル・レイの2冠に輝いたが、レアル・マドリードがチャンピオンズで優勝したから、物足りないものになってしまった。バルサにとっては歴史的だと評価されても良いシーズンだったけどね」
元キャプテンは、現在のバルサのスタイルについても語っている。「率直に言うと、この数年間はバルサのプレースタイルとは異なる選手も存在していたと思う。でも、それでバルサのスタイルが失われたわけじゃないよ。ルイス・エンリケもそうだったけど、今シーズンからチームを率いているエルネスト・バルベルデも、バルサのDNAとともにプレーしようとしている」

シャビ・エルナンデス
シャビ・エルナンデスが今シーズン限りでの現役引退をコメント
カタールのアル・サッドで3シーズン目を過ごしているシャビ・エルナンデスは、アルゼンチンのスポーツ番組『Mundo Leo』のインタビューの中で、今シーズン終了後にシューズ(スパイク)を脱ぐことを明かした。