執筆者:Francesc Aguilar / Fernando Polo

 ハビエル・マスチェラーノ(33歳)とトーマス・フェルメーレン(31歳)の2人が、来夏で退団する可能性があることを忘れてはならない。備えあれば憂いなし。バルサはすでにその準備を整え始めているというわけだ。

 ルイス・エンリケ前監督時代には、ジェラール・ピケ、サミュエル・ユムティティ、マスチェラーノ、マルク・バルトラ、トーマス・フェルメーレンの5人のセンターバックが在籍していた。今夏の移籍市場で、エルネスト・バルベルデはレアル・ソシエダ所属イニゴ・マルティネスの獲得を狙っていた。新指揮官はディフェンスで中心的な役割を担うことのできる選手が必要だと考えている。

 バルサのスカウティングチームは、デ・リフトがアスルグラナのプレースタイルに完璧にフィットする選手だと考えている。デ・リフトは、これまで多くのトッププレーヤーを輩出してきた“トゥーコムスト(未来)”と呼ばれるアヤックス・アカデミー出身だ。18歳という若さにも関わらず、オランダの名門クラブで先発を勝ち取っている。また、3月に行われたワールドカップ欧州予選ブルガリア戦において、17歳で代表デビューも果たすと、それからさらに2試合でプレーした。

 このオランダ人ディフェンダーが評価されているのは、ジェラール・ピケとプレースタイルが似ている点もある。最終ラインからクオリティの高いパスでゲームを組み立て、機を見て攻め上がる度胸と判断力を持ち、相手フォワードに局面勝負を仕掛けられても慌てることなく対応できる。しかも大柄ながらスピードも兼ね備え、スライディングによるボールカットも得意だ。

 アヤックスは再びヨーロッパのトップレベルに返り咲こうとしているものの(昨季はヨーロッパリーグで決勝まで勝ち進み、マンチェスター・ユナイテッドに敗れて準優勝に終わった)、いまだ売り手のクラブであることも、バルサにとっては有利な点だ。すでに今夏、アヤックスはダビンソン・サンチェスを移籍金4,000万ユーロ(約52億円)でトッテナム・ホットスパーに売却している。彼の若さと将来性を考えれば、デ・リフトも大差ない金額になるはずだ。バルサは彼がユムティティと同様の掘り出し物になると考えている。

 バルサは他にダヨ・ウパメカノ(RBライプツィヒ)、カリドゥ・クリバリ(SSCナポリ)、ムクタル・ディアカビ(オリンピック・リヨン)、イニゴ・マルティネス(レアル・ソシエダ)といったセンターバックに注目している。しかし、現時点で最も気に入っているのがデ・リフトなのだ。

MundoDeportivo編集部

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