執筆者:Sergi Sole

 ジョルディ・アルバとメッシはプライベートでも良好な関係で、6月30日にアルゼンチンのロサリオで開かれたメッシの結婚式にも、アルバは参列している。今シーズンのピッチで対戦相手にとって脅威になっているのが、この2人の化学反応だ。

 試合中アルバが縦に動くと、レオはサポートのために必ず常に横目でそのポジショニングを確認している。この関係は逆の立場でも成立しており、メッシが予想外の動きをしても、アルバは決してそれを見逃さない。

 サン・マメス(ビルバオ戦)での先制点は、この2人の高い連携を証明するものだった。新加入ながら"フィーリング"を共有できるパウリーニョとパス交換したメッシは、サイドのアルバへボールを展開する。それをゴールラインまで進んだアルバは、メッシへリターン。背番号10は左足でボールをゴールへ流し込んだ。全てがワンタッチプレーであり、わずか7秒間に起きた出来事である。

 エルネスト・バルベルデのバルサは、ネイマールがチームを去ったことで、左ウイングを置かずに左右非対称のシステムを使っている。アルバとメッシの斜めの関係は、現在のチームにおける生命線だ。

レオのゴールの1/3をアシスト

 地球最高のフットボール選手がアスレティック・ビルバオ戦で決めたゴールは、今シーズンのリーガ12ゴール目だが、その1/3をアシストしているのはアルバである。第2節デポルティーボ・アラベス戦でメッシの先制点をアシストしたほか、RCDエスパニョール戦では2アシスト、そして先日のアスレティック・ビルバオ戦で1アシストの合計4アシストだ。

 それに次ぐ数字でルイス・スアレスもメッシに3アシストを記録している。スアレスに続くのは、1アシストのイヴァン・ラキティッチ、アンドレス・イニエスタ、セルヒオ・ブスケツ、パウリーニョ、そしてアレイクス・ビダルとなっている。

空白期間と最も有名なゴール

 2009-10シーズン、バレンシアでプリメーラ・ディビシオンデビューを果たしてから、アルバが記録したアシストは合計30。その1/3の10がレオのゴールを生んでいる。しかし、これはコンスタントに記録されたものではない。なんと、2012年11月17日のサラゴサ戦を最後に、2016年1月30日のアトレティコ・マドリード戦まで、3年半アシストが存在しなかった期間もある。

 これまでのアルバのアシストによる最も有名なメッシのゴールは、2017年4月23日にサンティアゴ・ベルナベウで行われたクラシコで生まれたものだろう。提示されたアディショナルタイムが残り12秒になったとき、左サイドのアルバからの折り返しをメッシが流し込み、2-3の劇的な勝利を収めた試合だ。メッシがスタンドのメレンゲファンに向け、背番号10のユニフォームを掲げたシーンは多くの人々の記憶に残っている。

 アルバはメッシよりも2歳年下だ。残りのキャリアを考えても、このメガクラックへのアシストはさらに数字を重ねていくことだろう。

メッシへの最多アシスト数を誇るダニエウ・アウヴェス

 メッシへのアシストランキング1位となったのは、現パリ・サンジェルマンのダニエウ・アウヴェス(40アシスト)だ。以降、アンドレス・イニエスタ(38アシスト)、シャビ(32アシスト)、ペドロ(27アシスト)、ルイス・スアレス(27アシスト)、ネイマール(22アシスト)、セスク・ファブレガス(13アシスト)、ダビド・ビジャ(10アシスト)、アルバ(10アシスト)といった選手たちが続いている。

2015-16シーズンの国王杯決勝ではメッシがアシスト

 ジョルディ・アルバは2012年夏に1,400万ユーロ(約19億円)でバレンシアからバルサに加入した。それから11のタイトルを獲得したジョルディだが、その中で最も特別なタイトルは2016年の国王杯だろう。ビセンテ・カルデロンで行われた決勝戦、延長前半の97分にセビージャの城壁を破ったのはアルバだった。

 センターサークル付近でボールを持ったメッシが相手ディフェンスの背後に抜けるパスを送ると、そこに走りこんだアルバが左足でゴール右隅に流し込んだ。アルバはバルサで出場した公式戦208試合で9ゴールを記録しているが、その1ゴールがこのときの決勝点だ。

MundoDeportivo編集部

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