だから、エクアドル戦でアルゼンチン代表にロシア行きの切符をもたらしたあと、歓喜に沸くドレッシングルームで、ベンチの上に裸で立ち、腕を高く振り上げるメッシの姿は、我々の目にはとても貴重なものに映る。
これまでもメッシは、どちらかといえばバルサより代表のときに感情を出すと言われていた。今回の動画は、それが証明されることになったかもしれない。「さあキャプテンのメッシに手を向けよう」「みんなで逆転してやったぜ」「愛してるメッシ」彼らはメッシに向かってそのように歌っていた。
ちなみにこの動画を撮影したのは、選手やチーム関係者では無いようだ。ソーシャルネットワークを通じて拡散されたこの動画を"盗撮"したのは、ドレッシングルームに侵入した母国の記者やファンでは無いかと言われている。

アルゼンチン代表
ドレッシングルームでメッシが大はしゃぎする動画が拡散される
リオネル・メッシは、偉大な選手であると同時に内気な性格の人間でもある。人前で感情を爆発させるようなことはまずない。例外として、故郷ロサリオで行った結婚式のようなケースもあったが、基本的にこのFCバルセロナとアルゼンチン代表のクラックが、これまで我を忘れてしまうようなことはなかった。