「その人物はグループから離れると脇目も振らずイスコに近づいた。その際に握っていたナイフを落としたため、イスコに接触する前に警察に捕まった」イスラエル紙『The Times of Israel』デジタル版がそのように記述していた。しかし、逮捕にあたったイスラエル警察は、イスコに近づいた人物が刃物を所持していたことを否定している。
イスラエル警察のスポークスマン、ミッキー・ローゼンフェルトは、スペインの通信社『EFE』に向けて、スペイン代表の選手たちが危険にさらされることは一切なかったと伝えた。「セキュリティにおけるトラブルは一切なかった。試合中も試合後も、昨夜は通常通りのセキュリティ対策が実施されている」
イスラエル警察と同じように、イスラエルフットボール協会も逮捕者の一人がナイフを所持していたことを否定した。スペイン紙『Marca』が報じている。「我々の情報には、ピッチに乱入した人間がナイフを所持していたという証言、手がかりは一切ない。その情報がどこから流れたのか、我々にも分からない。完全な誤報だろう」

スペイン代表
イスラエル警察はイスコに近づいた男がナイフを所持していたことを否定
現地10月9日にエルサレムで行われたイスラエル対スペイン戦後、テディ・スタジアムのピッチに、6人のファンが乱入した。その内の一人が、ナイフを持ってイスコに近づこうとしたと、複数メディアが報道している。