執筆者
Gabriel Sans
Fernando Polo

 もちろん、シャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタ、リオネル・メッシには程遠い数字だ。だが近年、リーガで輝かしい成功を収めているアスルグラナにおいて、スアレスはチームの活躍に大きく貢献しながらこのマイルストーンに達している。

 それを自ら祝福するかのように、このウルグアイ人クラックは、ジローナ戦で試合を決定付ける3ゴール目を決めた(3-0)。絶対的な力を見せつけるバルサは、第6節終了時点で全勝。勝ち点18を獲得している。

 ハーフウェイラインからのロングパスに反応したスアレスは、対面したジローナGKゴルカ・イライソス・モレノの脇を抜くシュートを放つ。自身のとどめで記念日を祝った"キラー"の撃鉄は錆びついていない。

 ピッチのスアレスは、チームの士気を高めると同時に周囲へのサポートも怠らなかった。試合後、優しくフレンドリーなバルサの背番号9は、リーガ100試合出場を祝うために企画されたムンドデポルティーボのインタビューに応じている。

 過去3シーズンを戦ったリーガの多くの試合のなかで、スアレスは2つの思い出を語ってくれた。まず自身が最高の試合だと振り返るのは、2016年4月20日にデポルティーボ・ラ・コルーニャのホームで行われたものだという。バルサが0-8勝利を収めたこの試合で、スアレスは4ゴール3アシストを記録している。

 そしてもうひとつの思い出、最高のゴールについては次のように語っている。「2014-15シーズンにカンプ・ノウで行われたクラシコ(2-1)の勝利を決めたゴールだね。あれは優勝に繋がる得点だった」このゴールは決して派手なものではなく、またテクニック的にも飛び抜けたものではなかった。ダニエウ・アウヴェスからのロングボールに反応して、ディフェンダーの背後を取ると、ボールをアウトサイドでコントロール。イケル・カシージャスの守るゴールのファーサイドに流し込んだものだった。

 2つの思い出を語ったあと、スアレスはそのレアル・マドリードには、リーガで対戦した中で最も手強いディフェンダーがいると話した。「セルヒオ・ラモスだ。私がこれまで対戦したディフェンダーの中でも最強クラスだといえる。ハードワーカーであり、ビッグマッチの経験も豊富だ」

 一方、スアレスは悪い思い出にマラガのゴールキーパーの名前を挙げたが、イドリス・カルロス・カメニはもうクラブにいない。「カメニからは一度もゴールを決めることができなかった」スアレスはそのように嘆いた。このウルグアイ人だけでなく、ここ数年はバルサもマラガに対しては残念な結果しか残していない。

今季はリーガ3試合で2ゴールを決める

 今シーズンは開幕から期待された数字を残していないルイス・スアレスだが、これまでのシーズンと比べて、それほど差があるわけでもない。問題では数字ではなく、感覚や輝きのなのである。レアル・マドリードと対戦したスーペルコパは、2試合ともスタメン出場しているが、第2戦はけがをして試合を終えた。

 このときドクターは、右膝関節に部分断裂を抱えていると診断。復帰には約4週間が必要だとされていたが、2週間後には代表戦に出場している。レアル・ベティス戦、デポルティーボ・アラベス戦を欠場したものの、その後のエスパニョール戦、ユヴェントス戦、ヘタフェCF戦の3連勝に貢献した。

 しかし、負傷明けのフィジカルコンディションは優れていなかったようである。そのためリーガ第5節エイバル戦では、エルネスト・バルベルデ監督と意見が一致して欠場する。この休養が功を奏したのだろう。続くジローナ戦ではゴールを決めている。出場したリーガ3試合のうち、エスパニョール戦とジローナ戦で1ゴールずつ挙げたスアレス。リーガでは1試合あたり平均0.6ゴールと、過去のシーズンと同じような素晴らしい数字だ。

MundoDeportivo編集部

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