執筆者
Sergi Sole

 開幕戦のレアル・ベティス戦はけがによって欠場したものの、次節デポルティーボ・アラベス戦で復帰してから、バルサでもスペイン代表でもベンチスタートした試合はひとつもない。つまりイニエスタは、この一か月間休みなく試合に出続けているということになる。9月27日にリスボンで行われるチャンピオンズリーグ、スポルティングCP戦でもイニエスタのスタメン出場記録は続くだろう。エルネスト・バルベルデ監督はイニエスタに絶大な信頼を寄せている。

 モンティリビで行われたジローナ戦、イニエスタは再びバルサの中盤を牽引した。指揮官はドン・アンドレスの骨の髄までバルサのDNAが備わっていることを確認した。そのDNAはチームメイトたちにも伝染している。交代でベンチに下がる際、ジローナのスタジアムはイニエスタに盛大な拍手を送った。観客たちは、フットボール界の伝説ともいえる選手のプレーに感動したのだ。

 素晴らしいフォームにあるキャプテンは、試合後のバルベルデ監督の記者会見でも話題に挙がった。「彼はとても上手くやってくれた。それはチームメイトにとってもありがたいことだよ。イニエスタがピッチに立つと、我々の試合が保証される。チームにとって重要な存在であり続けていることを証明したね」

 新しい世代が育ち続けるバルサにおいても、イニエスタは変わらずプレーを楽しんでいる。契約更新についての条件は、ピッチで幸せを感じられるかどうかだ。2010−11シーズン以降、イニエスタがシーズン序盤にここまで継続的に出場し続けたことはない。7シーズン前にチームでスタメンの座を勝ち取り、開幕から26試合続けてスタメン出場したのが最高記録だ。今シーズンは5試合連続で先発しているが、対戦相手にとっては悩みの種になり、チームメイトにとってはさらに結束を高めるための中心的存在になっている。

 イニエスタは"ルイス・エンリケ監督時代"についての批判を一度も口にしたことがない。2016年10月には、ムンドデポルティーボに次のようにコメントしていた。「ルイス・エンリケ監督と一緒だと、ピッチの中でも外でもとても楽しいんだ。昔みたいには走れなくなったけど、年齢を重ねた今でもすごく調子がいいよ」

 ジローナ戦の出場により、プリメーラディビシオンでの出場記録は417試合になった。このうち先発出場したのは300試合である。バルサの選手としては、シャビ・エルナンデスの636試合に次ぐ歴代2位の数字だ。リスボンでプレーすると、ヨーロッパのカップ戦での出場数は126試合になる。こちらはカシージャス(169試合)、シャビ(157試合)、ギグス(151試合)、クリスティアーノ・ロナウド(145試合)、ラウル(144試合)、マルディーニ(139試合)、セードルフ(131試合)、スコールズ(130試合)、ロベルト・カルロス(128試合)、シャビ・アロンソ(127試合)に次ぐ数字だ。

MundoDeportivo編集部

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