執筆者:Óscar Zárate

 ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長のクラブは、サラリーキャップで永遠のライバルを超えた。テレビ放映権利の集中販売ができてから初めてのことである。バルサのサラリーキャップは5億720万ユーロ(約678億円)、レアル・マドリードは4億9,960万ユーロ(約667億円)になった。

 FCバルセロナの5億720万ユーロには、バルサBのサラリーキャップである1,800万ユーロ(約24億円)も含まれている。レアル・マドリードのBチームは、セグンダ・ディビシオンではなくセグンダ・ディビシオンBのグループ1に所属しているため、バルサのサラリーキャップからBチームの分を引いた場合、レアル・マドリードの約667億円という金額はそれを超えることになる。セビージャFCもバルサと同様のケースで、Bチームがセグンダディビシオンに所属しているため、2チーム合計のサラリーキャップが提示されている。

「チームにおけるサラリーキャップは、各クラブ、もしくはSAD(ソシエダ・アノニマ・デポルティーバ、スペインにおける特殊な株式会社の一形態)が、2017−18シーズンの間に消費できる最大額である。トップチーム所属の選手たち、監督、第2監督、フィジカルトレーナー(予算編成のルール第38項で決められており、登録において変動があるもの)における出費が含まれ、さらにBチーム、カンテラ、そしてその他のセクション(予算編成のルール第38項で決められており、登録において変動がないもの)における出費も含まれている」ラ・リーガはそのように発表した。

「登録において変動があるチーム、そして登録において変動がないチームにおけるコスト制限に含まれる概念とは、固定給とボーナス、社会保障、集団保険、取得コスト(代理人の手数料も含む)、そして償却(選手の契約年数に応じて、毎年請求される選手たちの獲得金額)となる」

 ここ数シーズンのバルサは、サラリーキャップにおいてレアル・マドリードから大きな差をつけられていた。2016−17シーズン、レアル・マドリードのサラリーキャップは4億1,900万ユーロ(約560億円)で、アスルグラナは3億9,000万ユーロ(約521億円)だった。2015−16シーズンには、1,000万ユーロ(約13億3,000万円)以上の差がつき、レアル・マドリードが4億3,130万ユーロ(約576億円)、FCバルセロナが4億2,100万ユーロ(約562億円)になっていた。

 プリメーラディビシオンにおいて、この2つのビッククラブと対極をなすクラブを見てみよう。サラリーキャップが最も低いクラブはヘタフェCFで、今シーズンの限度額は2,890万ユーロ(約38億6,000万円)だ。さらにUDラス・パルマスが2,940万ユーロ(約39億3,000万円)、ジローナFCが3,110万ユーロ(約41億5,000万ユーロ)と続く。セグンダディビシオンでは、ロルカFCがサラリーキャップにおいて最低金額を記録している。

プリメーラ・ディビシオンのサラリーキャップ(単位はユーロ)

507,239,000 FCバルセロナ 
499,698,000 レアル・マドリード 
237,767,000 アトレティコ・マドリード
159,636,000 セビージャFC 
113,301,000 バレンシアCF 
87,922,000 ビジャレアルCF 
68,576,000 アスレティック・ビルバオ 
65,459,000 レアル・ベティス 
64,835,000 レアル・ソシエダ 
60,965,000 RCDエスパニョール 
53,559,000 マラガCF 
40,936,000 セルタ・デ・ビーゴ 
40,743,000 デポルティーボ・ラ・コルーニャ 
37,875,000 デポルティーボ・アラベス 
34,686,000 CDレガネス 
33,212,000 SDエイバル 
32,299,000 レバンテUD 
31,146,000 ジローナFC 
29,448,000 UDラス・パルマス 
28,918,000 ヘタフェCF
 
セグンダ・ディビシオンのサラリーキャップ(単位はユーロ)

18,008,000 FCバルセロナB※
17,869,000 グラナダCF 
13,250,000 CAオサスナ 
11,725,000 スポルティング・デ・ヒホン 
8,800,000 セビージャ・アトレティコ※
8,350,000 CDテネリフェ 
8,295,000 ラーヨ・バジェカーノ 
7,976,000 レアル・オビエド 
6,443,000 UDアルメリア 
6,199,000 レアル・バジャドリード 
6,194,000 カディスCF 
5,956,000 ADアルコルコン 
5,905,000 コルドバCF 
5,651,000 レアル・サラゴサ 
5,630,000 アルバセテ・バロンピエ 
5,520,000 クルトゥラル・レオネサ 
5,380,000 SDウエスカ 
5,369,000 CDルーゴ 
4,576,000 ジムナスティック・タラゴナ 
4,574,000 CDヌマンシア 
4,538,000 CFレウス・デポルティウ 
3,775,000 ロルカFC 

※プリメーラ・ディビシオンの一覧に表記されているFCバルセロナとセビージャFCの金額には、2017−18シーズンのFCバルセロナBのサラリーキャップ18,008,000ユーロと、セビージャ・アトレティコのサラリーキャップ8,800,000ユーロも含まれている。

MundoDeportivo編集部

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