執筆者
German Melero

 昨シーズン終了後、ヴァヒド・ハリルホジッチ監督は日本代表チームに乾貴士を呼んだ。この日本人にとっては約2年ぶりとなる招集だったが、エイバルでのパフォーマンスを見る限り、彼の選出は当然だろう。

 その乾は、6月7日に行われた親善試合のシリア戦、そして8月31日に行われたワールドカップアジア最終予選のオーストラリア戦で、ハリルホジッチ監督の期待通りプレーを披露している。ボスニア人指揮官は、乾がカンプ・ノウのバルサ戦で決めたセンセーショナルな2ゴールを思い出したと思う。

 日本代表が2-0で勝利したオーストラリア戦、乾は優れたボールコントロール、鋭いパス、左サイドから中央へ切り込んでくるドリブルで効果的な攻撃を繰り返し、エイバルでのプレシーズンのパフォーマンスをそのまま発揮した。

 今シーズンもエイバルで活躍を続ければ、乾はクラブ史上初めてワールドカップに出場する選手となるだろう。エイバルには過去ダビド・シルバやシャビ・アロンソが在籍していたが、彼らがスペイン代表に選出されてワールドカップに出場したのは、エイバルを去ったあとのことである。日本人選手がエイバル所属のままの出場となれば、これは地方の小さなクラブにとっての歴史的快挙となる。

今季で契約終了

 エイバルで3シーズン目を迎える乾は、ここまで通算57試合に出場。これは現在所属する選手としては6番目に多い数字であり、すでにクラブには欠かせない選手となっている。経営陣は、今季で契約が終了するこの日本人選手に十分注意しなくてはいけない。現時点で新契約に関する情報はない。

 2015年エイバルは当時のクラブ史上最高額となる移籍金でこの乾を獲得した。今ではリーガ・エスパニョーラで一番活躍している日本人である。また、今年3月に訪日したスペイン国王フェリペ6世と共に、安倍晋三首相が主席した晩さん会に参加するため帰国。前例のない理由でリーグ戦2試合を欠場したことがある。





MundoDeportivo編集部

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