執筆者
Xavier Muñoz

 バルサはドルトムントから移籍金1億5,000万ユーロ(約192億円)を要求されている。アスルグラナは次なる一歩を踏み出す前に不安材料が増えることを恐れているだろう。現状の金額より増額される可能性があるからだ。

 その問題はR・マドリードが“横槍”を入れてきている現状にある。R・マドリードの狙いは二つあるといわれている。

 一つ目はバルサがデンベレ獲得にアドバンテージを持っていると知った上で、移籍金を釣り上げるため。

 二つ目はデンベレ自身が考えを改め、ブランコ(R・マドリードの愛称)に心を傾けさせることにあるという。

 キリアン・ムバッペの獲得が失敗の気配を見せているR・マドリードは、バルサが獲得を望んでいるもう1人の若きフランス人プレーヤーに焦点を合わせるのは悪い解決方法ではない。それどころか、テオ・エルナンデス、そしてダニ・セバージョスの件でバルサに勝利を収めたクラブにとっては、新たな勝ち星となるだろう。

 R・マドリードのトリデンテ(3トップ)において、ガレス・ベイルがプレーをする右サイドは、カリム・ベンゼマやクリスティアーノ・ロナウドと比べて、最も力の落ちるポジションであり、デンベレはそのポジションでのプレーも可能だ。

 そして、R・マドリードはデンベレ獲得に向けて強力な“協力者”を味方に付けているといわれている。それはプレドラグ・ミヤトヴィッチ氏だ。R・マドリードが7度目の欧州制覇を果たした際の立役者であり、クラブの前スポーツディレクターであるミヤトヴィッチ氏は、デンベレの代理人であるモウサ・シソコ氏と近い関係にあるという。

 R・マドリードに在籍していた32歳のときにチャンピオンズリーグ決勝でゴールを挙げて以降、クラブのアイドルとなったミヤトヴィッチ氏は、R・マドリードのためなら全力を尽くすことだろう。

 最後にブランコが抱えるもう1枚のカードは、全てのフランス人プレーヤーの憧れ、ジネディーヌ・ジダン監督である。ここまでマドリードで栄光に満ちた20カ月を過ごした指揮官はあらゆるプレーヤー、そしてフランス人プレーヤーにとって、惹きつけてやまない磁石のような存在なのだ。

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MundoDeportivo編集部

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