ユルゲン・クロップ監督がチームのスター選手放出に反対しているにもかかわらず、バルサはコウチーニョ獲得に向けた動きを加速させている。アスルグラナは契約合意にこぎつけるため、リヴァプールと密に連絡をとっているようだ。

 7,000万ユーロ(約91億円)に1,000万ユーロ(約13億円)のオプションをつけた最初のオファーは「ザ・レッズ(リヴァプールの愛称)」が拒否したが、その後バルサ側はリヴァプールが2度目のオファー、すなわち1億ユーロのオファーを断ることはないと自信を持った。

 リヴァプールはアスレティック・ビルバオとの親善試合が行われるアイルランド・ダブリンに向かったが、その中にコウチーニョの姿はなかった。背中に違和感があることを理由としているが、バルサへの移籍を目前に控えているなかで、不都合な事態を生じさせたくないかもしれない。

 実際、交渉は最終段階に向かっており何かしらの問題が起こらなければ8月8日には契約ができるとバルサは見込んでいる。合意に至ればコウチーニョはすぐにメディカルチェックと2022年までの5年契約の契約書にサインするためにバルセロナを訪れるだろう。

代理人はロンドンに留まる

 コウチーニョの代理人であるジュリアーノ・ベルトルッチ氏はロンドンに滞在し、選手の売却に難色を示していたリヴァプールと交渉を行っているバルサを手伝っているという。

 リヴァプールの戦略としてはネイマールが移籍し、違約金である2億2,200万ユーロ(約290億円)をバルサが手にするかどうかを見極めていた。これにはふたつの意味がある。一つはコウチーニョの売却価格を吊り上げるため、もう一つはバルセロナがネイマールの代わりになる選手を本気で探し始めるのを待つためだ。

 状況はリヴァプールにとって良い方向に向かった。ブラジル人ミッドフィールダーに対して当初の提示金額は8,000万ユーロ(約104億円)だったものの、現在では1億ユーロが見込まれており、さらなる金額を上乗せする条項を追加する可能性まである。

期待の10番候補、ウッドバーン

 コウチーニョが不在だったことについてクロップ監督は試合後、後半から投入したベン・ウッドバーン(17)の活躍を引き合いに出し、問題がなかったと言及した。

 親善試合はウッドバーンの素晴らしいゴールなどでビルバオ相手に3―1で勝利している。高い能力をもつ左利きのFWウッドバーンについては、ザ・レッズの将来の10番候補として見られている。

 クロップ監督は試合後「若い選手に対しても、私のチームには常にポジションがある。しかし、そのポジションを得られるかどうかは彼次第だ。ウッドバーンはよくやった。プレシーズンは努力していたし、皆が彼の能力を認めている」と述べた。

 論理的に考えれば今すぐにウッドバーンがコウチーニョの代役を務められるとは考えにくいが、クロップ監督の真相は不明だ。

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MundoDeportivo編集部

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