執筆者
Fernando Polo

 モナコのキリアン・ムバッペはその高額な移籍金がネックとなっており、アンヘル・ディ・マリアはパリ・サンジェルマンFC(PSG)との交渉が難航することは想像に難くない。

 ここ数日バルサの強化部門はネイマールの去就に関係なく、チームが補強ポイントにあげている中盤と左フォワードの両方を主戦場とするリヴァプールFCのコウチーニョ(25)に照準を合わせていた。

 クラブ内での話し合いの結果、コウチーニョの獲得に成功した場合に前線よりも中盤での起用が中心になる可能性を感じ取った強化部門は、次なる補強ポイントを左フォワードに絞る考えを固めた。

 メッシやジェラール・デウロフェウが構える右フォワードに匹敵するレベルの選手を求めるバルサにとって、条件となるのはスピードと突破力に秀でた左翼。

 現在3、4候補者が浮上しているといわれており、その中でも最有力候補がボルシア・ドルトムントのウスマン・デンベレ(20)である。強化部門を統括するロベルト・フェルナンデス氏は昨シーズン、すでに同選手の獲得を画策した。だがメッシ、ネイマール、ルイス・スアレスという強力な3トップの控えに甘んじてしまう状況を不安視され、最終的に説得まで至らなかった経緯があったのだ。

 今回は違う。ネイマールの退団によって空きが生まれるとなれば状況は変わる。デンベレのポジションは右フォワードが多いが、両足を遜色なく使えることから左サイドでもその実力を十分に発揮することができるだろう。さらにデンベレは将来的にバルサでプレーする意思があることをロベルト氏に伝えている。

 昨シーズン終了後にトーマス・トゥヘル監督を解任したドルトムントのやり方にデンベレが快く思っていない点もバルサにとっては有利に働くかもしれない。加えて練習中にロマン・ビュルキと喧嘩騒ぎを起こしチームメートが止めに入る事態に発展するなど、チーム内の居心地が良い状況とはいえないだろう。

 ドルトムント側は現時点でデンベレを放出する意思はない。チーム間の交渉を通さずにバルサが引き続き同選手へ直接の勧誘を続けるようなら、クラブは欧州サッカー連盟(UEFA)に訴える可能性も示唆している。

その他にバルサが興味を持っている3選手
 バルサ強化部門はデンベレの他に3選手に注目している。1人目は昨シーズンのブレイクにより一気に知名度の上がったモナコのムバッペだ。18歳という若さ、圧倒的な突破力、そして得点能力が高く評価されており、左サイドからのカットインにも定評がある。1億8,000万ユーロ(約234億5740万円)ともいわれる超高額な移籍金が交渉の巨大な壁となっているが。

 2人目はPSGのアンヘル・ディ・マリア(29)。かつてレアル・マドリードでプレーしていただけに、その高いポリバレント性、テクニック、突破力はすでにバルサの強化部門にも馴染み深い。唯一の問題は交渉が困難なPSGの選手であるという点である。状況次第ではネイマールの移籍交渉でトレード要因に組み込める可能性もあるだろう。

 3人目の候補はチェルシーのエデン・アザール(26)だが、現時点ではバルサにとっての有力候補とは言い難い。

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MundoDeportivo編集部

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