執筆者
Felip Muñoz de Casacuberta

 R・マドリードに早くも今シーズン最初の警報が鳴り響いている。

 7月中旬からアメリカで始まったインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)に参戦したR・マドリードは、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、そしてFCバルセロナの3チームと対戦し、3戦全敗を喫した。

 開幕前の準備段階とはいえ、チームの仕上がりが遅れていることは否定できない。8月8日には今シーズン最初の公式戦、UEFAスーパーカップが控えている。

 今シーズン初のタイトルを賭け、マンチェスター・Uとの試合に臨むR・マドリードの現状を不安視する声が高まっている。

 この状況にジダン監督はプレシーズンであること、そして公式戦ではないことを根拠に結果を重要視していないことを強調。しかし3戦全敗の結果以前に、今のR・マドリードは攻守両面に大きな課題を残している。

攻撃面での課題
 ICCでR・マドリードの攻撃を支えたのは中盤で、本来点を取るべき前線の選手たちはまったくと言っていいほど存在感を示すことができなかった。エースのクリスティアーノ・ロナウドを欠くチームでその役目はガレス・ベイルとカリム・ベンゼマに託されたものの、3試合で彼らがゴールネットを揺らすことは1度としてなかった。

 不発に終わったフォワード陣を横目に、R・マドリードのゴールはマンチェスター・U戦ではカゼミーロ、マンチェスター・C戦では下部組織出身のオスカル、そしてバルサ戦ではコヴァチッチとマルコ・アセンシオと、すべて中盤から生まれている。

 この状況での唯一の救いは、中盤に得点能力があるということぐらいだろう。

守備面での課題
 そして米国での3試合で8失点を喫した守備面にも多くの課題がある。ファインセーブを連発した守護神ケイラー・ナバスがいなければ、結果は更に悪くなっていただろう。

 R・マドリードはこの3試合で、マンチェスター・Cのニコラス・オタメンディとジョン・ストーンズ、そしてバルサのジェラール・ピケの3ディフェンダーにセットプレーからゴールを奪われている。

 流れの中からも相手に最終ラインを崩される場面が多く見られ、DF陣のポジショニングの悪さや連携不足が際立っていた。

 8月8日の欧州スーパーカップでマンチェスター・Uを倒しタイトルを手にするためには、ICCの3試合で起きた数え切れない守備のミスをできる限り修正し、早急にチームとしてまとめ上げていくことがジダン監督に求められているだろう。

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MundoDeportivo編集部

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