執筆者
JAVIER GASCÓN
テージョが他のチームに移籍する場合、バルサは移籍金の50パーセントを手にすることができる。ベティスがテージョを1,200万ユーロ(約15億4,000万円)で売却した場合、バルサは600万ユーロ(約7億7,000万円)を受け取ることになる。この額は、2022年までベティスと契約をしたテージョの契約解除に必要な額に相当する。
バルサへの復帰が決まったFWジェラール・デウロフェウの場合とは異なり、テージョの買い戻しオプションや、他のクラブとの争奪戦になった際の買い戻し優先権の条項をバルサは保有しなかった。テージョはバルサから完全に切り離されたことになる。
テージョはバルサのアレビン時代(11―12歳)に俊才として注目され、2007年CFダム(バルセロナにあるクラブ)にローン移籍。2008年にRCDエスパニョールで輝きを見せると、2010年にバルサBに戻った。2011年には、バルサBにいながらペップ・グアルディオラ率いるトップチームでもプレー。2012年にはティト・ビラノバ監督、2013年にはヘラルド・マルティーノ監督のもとで完全にトップチームの一員として活躍。86試合に出場して20ゴールをマークし、アシストで存在感を示した。その後、2014年にFCポルト、2016年1月にAFCフィオレンティーナにローン移籍していた。

クリスティアン・テージョ
バルサ、テージョ売却金の50パーセントを確保
FCバルセロナはFWクリスティアン・テージョ(25)が、レアル・ベティスに移籍したことを良い取引だと考えている。ベティスはFCバルセロナに移籍金400万ユーロ(約5億1,000万円)を支払い、一定の条件を満たした場合には追加で100万ユーロ(約1億2,000万円)を払うことになる。