「チョコ」の名で親しまれているロサノは、2015年に母国のオリンピアよりローン移籍でテネリフェに入団。1年目となった2015―16シーズンに32試合で10ゴールを挙げ決定力の高さを示すと、2016―17シーズンも34試合で同じく10ゴールを記録し、チームのプレーオフ進出に大きく貢献した。24日に行われたヘタフェCFとの1部昇格プレーオフ第2戦、柴崎岳のアシストからゴールを決めたが、1―3で敗れ昇格の夢はかなわなかった。
来シーズンも続投が濃厚と見られるロペス監督は、ロサノ獲得のようにクラブ外にも目を光らせているものの、バルサの下部組織に所属する選手たちを中心に来シーズンに向けたチームを構成していくようだ。
その中で21歳の右SBセルジ・パレンシア、19歳の左SBマルク・ククレジャ、19歳のMFカルレス・アレニャ、21歳のFWマルク・カルドナなどが主力となる可能性が高い。バルサBのプレシーズンはトップチームよりも少し遅い7月の第3週から始動。8月19日または20日に幕を開ける新シーズンに向け調整を行なう。

アントニー・ロサノ
テネリフェFWロサノ、バルサBへ移籍間近か
ジェラール・ロペス監督の下、1位でシーズンを終え3年ぶりに2部への復帰を果たしたFCバルセロナBは、すでに新シーズンに向けた補強に動き出しているようだ。CDテネリフェのホンジュラス代表FWアントニー・ロサノ(24)のバルサB移籍が最終段階に迫っていることが、メディアによって報じられている。