街クラブ選抜チームにはカタルーニャの強豪マンレサからジョルディ氏を招聘し指導に当たった。選手たちは日頃のトレーニングの成果を存分にピッチで表現し、予選リーグを難なく突破。決勝トーナメントも順調に勝ち進んだ街クラブ選抜チームは、準決勝でオリンピック・マルセイユに0―1で惜敗してしまったが、ビジャレアルとともに大会3位に輝いた。

 そして、厳しい状況でも最後まで自分の力を出し切った大西貫太郎君が、出場した各チームの監督の投票によって決まる大会MVPに選出された。

 大阪府にある高槻南AFC所属の貫太郎君は「サッカーサービス」の2017―18シーズンの特待生だ。サッカーサービスとは、欧州の名門クラブのディレクターや元育成監督などで構成された指導のプロフェッショナルが行なうサッカースクール。単なるサッカースクールにとどまらず、リーガや欧州で活躍するスペイン人選手の育成やプレーコンサルティングに定評がある。

 現在、スペインUEコルネジャでプレーをするタルハニアリヤ君やイニエスタに評価され自宅に招待された細川楓君、さらにカタルーニャの大会でMVPを受賞した長田叶羽君など、スペインで評価されている選手がサッカーサービスのトレーニングを長期的に受けている。

 さらに、テネリフェで大活躍した柴崎岳選手もサッカーサービスのコンサルティングを受けた一人だ。

 サッカーサービスによると「サッカーというスポーツは偶然ではなく数学である。良い選手になるためにはロジックがあり、スペインのサッカーで求められるのは、どのように数的有利をつくるか、そして数的有利な状況でどのように相手の3つのラインを越えていくか。本質はこれだけなのだ(数的同位以下でも、ピッチの場所によってはドリブルで仕掛けることもある)」という。

 さらにサッカーサービスのトレーニングでは、まず数的有利をつくり、次にトレーニングしたいポイントの現象を起こし、その現象の解決をはかる。この方法でトレーニングしない限り、相手の状況を考えないただの自己満足のトレーニングになってしまうという。

 貫太郎君が現地指導者から評価を受けMVPに選ばれたのは、“良い選手になるためのロジカル”を頭と身体で会得し、ピッチで遺憾なく発揮したからに違いない。

サッカーサービスサマーキャンプ2017

MundoDeportivo編集部

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