バルサBが3シーズンぶりにセグンダ・ディビシオンに返り咲いた。

 おそらく今シーズンで一番緊迫感のある試合は0―0で引き分けに終わり、バルサBは2部昇格の栄光を手に入れた。

 クラブのカンテラ(下部組織)選手をセグンダ・ディビシオンで育てるという目標を、ジェラール・ロペス監督と選手たちは見事に成し遂げたのだ。



 試合開始直後、昇格へのプレッシャーはラシンよりもバルサBに影響を及ぼす。バルサBは第1戦を1―4で勝利したことにより、大敗しない限り昇格できる状態であったが、当初ラシンに対し急ぎすぎたプレーをしていた。一方ラシンはプレスを前線からかけ、バルサBのミスを待ち、チャンスをうかがう。

 ロペス監督率いるバルサBは前半30分まで、ロングボールを多用。バルサBのDFホセ・アントニオ・マルティネスから、スピードがあるFWマルク・カルドナへボールを送り、ラシンのセンターバックと競わせる戦術で試合をすすめた。

 バルサの左SBマルク・ククレヤはタイミング良くサイドを駆け上がり、お手本となるような質の高いセンタリングを上げるが、ゴールに繋げる選手がいなかった。

 両チームにそれぞれPKでもおかしくない場面があった。前半10分、ラシンMFヘベル・ペナはバルサBのMFフェラン・サルサネダスに倒された。また前半11分には反対にカルレス・アレニャが押し倒された。しかしエルナンデス・マセオ主審は双方のプレーに対して笛を吹かなかった。

 バルサBは試合を圧倒的に支配したわけではなかったが、DFマルロン・サントスはラシンFWダニエル・アキーノ・ピントス、サンティ・ハラ、アルバロ・ペーニャ・ヘレロのような危険な選手たちを前に集中力を見せた。

 ラシンは前半、決定機をつくることができず、唯一MFボルハ・グラネーロが角度のないところからシュートを放ち、バルサゴールを脅かした。

 バルサBの目立った攻撃は、MFジェラール・グンバウやアレニャによるペナルティーエリア外からのシュートであったが、ゴールには至らなかった。また数的同数でカウンターを何度か試みたが、ラストパスの精度に欠いた。

 後半、ラシン率いるアンヘル・ビアデロ監督はFWカルロス・アルバレス・サンチェスとセサル・ディアス・マルティネスが入り、センターバックのミケル・サンタマリーアとハラがピッチを後にした。

 バルサBはカウンターによりスペースを活用することができ、FWヘスス・アルファロ・リヘロがダニ・ロメラから絶好のパスを受け決定的なチャンスがあったが、ゴールを挙げることはできなかった。

 その直後、ラシンは試合30分を残してDFミケル・ガンダラ・アロンソがビッグチャンスを手にしたが、バルサBのGKホセ・アウレリオ・スアレスが足でスーパーセーブを見せた。

 その後、試合はバルサBがゴールに近づく展開となり、数的有利でカウンターをし試合を決定付けるゴールを決めようと試みたが、アルファロとアレニャのゴールは遠かった。

 GKスアレスは質を証明し安定感のあるプレーをし、DFマルロンも肉弾戦での実力を見せつけた。

 最終的にラシンは第1戦の1―4の結果を覆すことができず、バルサBが昇格を手にした。

【商品ページ】FCバルセロナ BRT S/S ホーム ユニフォーム 17/18 (スポンサーロゴ無し)

MundoDeportivo編集部

著者プロフィール MundoDeportivo編集部