2017年に入り、レフェリーよる重大なミスが注目を集めている。最近ではジェラール・ピケもレフェリーのレベル向上の必要性を訴えているほどだ。

 バルサの選手にとって、ラオスのジャッジにはいやな思い出しかない。実際、多くの選手たちが彼の判定に混乱することを漏らしている。ラオスは難しい試合を担当すると、"独特なジャッジ"で時間を止めるのだ。

 過去に生まれた数々の不可解な判定のなかで、最も嫌な思い出はヘラルド・マルティーノがチームを率いていた2013-14シーズンのリーガ最終節だ。

 2014年5月17日、カンプ・ノウにアトレティを迎えた大一番。前半33分にアレクシス・サンチェスのゴールで先制したバルサは、後半早々ディエゴ・ゴディンに同点ゴールを奪われる。

 問題のシーンは64分にリオネル・メッシが勝ち越しゴールを決めた場面だった。ラオスはこれを存在しないオフサイドで取り消したのである。この結果、アトレティコの18年ぶりのリーガ優勝が決まった。

 ただポジティブな面もある。バルサはラオスが担当したリーガの試合で負けたことが無いからだ。

 もっともこれはリーガの試合に限ることで、例えば2012年8月31日に行われたスーペル・コパ、そして2014年4月16日に行われたコパ・デル・レイ決勝戦では、どちらもレアル・マドリードに2-1で敗れている。

 

MundoDeportivo編集部

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