「もちろん命は何よりも大切なものだ。サッカーよりも他のどんなものよりもね。だからこそとても怖かったよ。ただ、そのような事件が起きたからといって、生活を止めるわけにはいかない。このようなことは自分の意志とは反して起こるものであり、いつ起こるかわからない。ある思想のために他人の命が奪われるなんて、非常に危険なことだ。それでも我々は普段通りの生活を送り続けなくてはいけない」
グアルディオラ監督がここまで強く言うのには理由がある。じつは妻のクリスティーナ・セラ婦人、そして2人の娘、ヴァレンティーナさんとマリアさんは、22人の死者と59人の負傷者を出したこの事件現場に居合わせていたのだ。幸い家族に被害はなく、無傷で避難することができた。

ペップ・グアルディオラ
家族が事件現場に…グアルディオラ監督がマンチェスターでのテロ事件を回想
プレミアリーグのマンチェスター・シティFCで指揮を執るペップ・グアルディオラ監督は、数日間の休暇を過ごすため、現在バルセロナに帰国している。同監督は8日にバルセロナのラジオ『El matí de Catalunya Ràdio』のインタビューで、マンチェスター・アリーナでの爆発テロ事件について口を開いた。