「もちろん命は何よりも大切なものだ。サッカーよりも他のどんなものよりもね。だからこそとても怖かったよ。ただ、そのような事件が起きたからといって、生活を止めるわけにはいかない。このようなことは自分の意志とは反して起こるものであり、いつ起こるかわからない。ある思想のために他人の命が奪われるなんて、非常に危険なことだ。それでも我々は普段通りの生活を送り続けなくてはいけない」

 グアルディオラ監督がここまで強く言うのには理由がある。じつは妻のクリスティーナ・セラ婦人、そして2人の娘、ヴァレンティーナさんとマリアさんは、22人の死者と59人の負傷者を出したこの事件現場に居合わせていたのだ。幸い家族に被害はなく、無傷で避難することができた。

MundoDeportivo編集部

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