執筆者
Xavier Muñoz

 当初、バルサの首脳陣はA・ゴメスを信頼し、来シーズンもチームでプレーをさせようとしていた。チームへの順応に苦しみ、期待通りのパフォーマンスが発揮できない同選手を見守ろうとした。
 これはスポーツディレクターのロベルト・フェルナンデス氏が『ムンド・デポルティーボ』など、さまざまな媒体のインタビューで強調していた。

「アンドレには時間が必要だ。過去の具体例を話したいので名前を挙げるが、私はクーマンとラウドルップがやってきたときにバルサでプレーをしていた。彼らがバルサにやってきたとき、とても苦しい時間を過ごしており、私はそばで苦しみを共感した。しかしその後、彼らは素晴らしい選手となった」とフェルナンデス氏は元チームメイトのオランダ人とデンマーク人選手について語った。

 自身の経験からフェルナンデス氏は、A・ゴメスが能力を発揮するために、少なくとももう1シーズンは時間を与えるべきという明白な考えを持っている。

 しかし、クラブの中ではA・ゴメスについてさまざまな意見が出ているようだ。同選手に魅力的なオファーが届けば、それを受け入れるべきだと考える者もいる。これはA・ゴメスに「どんな形であれオファーが届く」という確信のもとに主張されている。

 事実、プレミアリーグのクラブやユヴェントスFC、さらにレアル・マドリードもA・ゴメスを獲得候補の1人として考えているようだ。

 A・ゴメスをもう1年プレーさせようとしていたクラブも、他クラブが同選手に興味があることを知ると、考えが変わってきたのだろう。
 クラブの首脳メンバーの中には、A・ゴメスの売却に肯定的な考えをもつ人もいる。クラブは来季の補強のために、資金が必要であるのは間違いない。A・ゴメスの売却で少しでも獲得費用を回収したいと考えているのだ。

 バルサは大きな決断に直面している。

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MundoDeportivo編集部

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