執筆者
FERRAN MARTÍNEZ

 「FCバルセロナサマーキャンプ」でMVPを獲得したことがきっかけで、バルサの下部組織カンテラに所属していた久保建英(15歳)。ラ・マシアで一流選手になるべく成長を続けていた同選手だが、クラブがFIFAから未成年選手の国際移籍違反を罰せられた件をあおりを受ける形で帰国。だが、その後も日本で歴史を刻み続けている。

 まだ15歳のこのFWは、2017年5月3日に所属するFC東京のトップチームデビューを果たした。リーグカップ戦のルヴァンカップで対戦した相手は、北海道のコンサドーレ札幌。結果は前半31分に、永井謙佑が決めたゴールでFC東京が1―0で勝利している。

 後半65分に背番号41の久保建英が交代出場。自信に満ちたプレーを披露し、ゴール正面からのフリーキックを蹴るシーンもあった。

 FC東京のユニフォームは、2015年4月に家族と共に帰国するまで4年程プレーをしていたバルサと同色だ。

 バルサは、タケが帰国した後も誠意ある関係を維持している。タケはクレ(バルサファン)であり、バルサはタケのFC東京での成長に注目している。FIFAがいかなる契約も許可しないため、現在はこのように純粋な信頼関係を保っているのみだ。

 日本で開催されるトーナメントにバルサが出場する際は、必ずそこにタケの姿がある。2015年に東京で開催され、バルサが優勝したFIFAクラブワールドカップや、2016年夏のU―12ジュニアサッカーワールドチャレンジにバルサの下部組織インファンティルBが出場したときもタケは会場にいた。

 タケは時間があればバルセロナまで足を運んでいる。2016年12月の冬休みには、元チームメイトであり現在はバルサ下部組織のカデテA(U―16)でプレーする選手たちと共にトレーニングをした。

記録を樹立し続ける選手

 同選手は日本で記録を更新し続けている。

 FC東京ではすべてのカテゴリーを経験。U―23チームのデビュー戦には、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場に7,653人ものサポーターと182人のメディアが駆けつけた。

 また、2017年5月から韓国で開催されるU―20ワールドカップには、飛び級で選抜されている。タケの目標は、いつの日かバルサに復帰することと、2020年東京オリンピックでプレーをすることだ。

MundoDeportivo編集部

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